Raspberry Pi Picoを購入してみた[2]。~Arduino IDEを使ってLチカ~

はじめに

前記事: Raspberry Pi Picoを購入してみた。~MicroPythonでLチカ~
前記事に引き続きRaspberry Pi Picoで遊んで行きます。前回はmicro pythonを使ってポートの操作を行い、その速度を確認しました。Raspberry Pi PicoはArduino言語による書き込みも可能なようなので、今回はArduino IDEを使用して同様の操作を行って行きます。

Raspberry Pi Pico
ロボショップ 楽天市場店

環境構築

Arduino IDEのインストール

 Arduinoを使用したことがない場合はこちらからインストールを行ってください。

Arduino IDEの設定

Arduino IDEの上部メニューバーから[ツール] → [ボード] → [ボードマネージャー]を開いてください。

検索欄に「pico」と入力し、「Arduino Mbed OS RP2040 Boards」のインストールを行ってください。インストールが完了したらArduino IDEの本画面に戻り、Raspberry Pi PicoをPCに接続した状態で[ツール] → [ボード]の[Arduino Mbed OS RP2040 Boards] → [Raspberry Pi Pico]を選択、[ツール] → [シリアルポート]からラズパイが接続されているポートを選択してください。これで設定は完了です。コードを書き、ボードに書き込むボタンを押せばArduino IDE上で書いたコードをラズパイで動かすことができるはずです。

追記. Raspberry Pi Pico が認識されない場合

Raspberry Pi PicoがArduino IDEのシリアルポート欄に表示されないことがあるようです。その場合は一度Arduino IDE左上の方にある[マイコンボードに書き込む]ボタンを押してみると、なぜか認識されるようになることがあります。なぜ……??

動作確認

環境構築が終了したので、ちゃんと動くかテストを行ってみます。以下のコードをラズパイに書き込み、Arduino IDEの右上にあるシリアルモニタを開いて「hello world」が表示され続ければ動作確認完了です。

void setup() {
  Serial.begin(9600);
}

void loop() {
  Serial.println("hello world");
}

Lチカ

GP16ピンをトグルする形でLチカを行います。

以下のコードでGP16をトグルできます。

void setup() {
  pinMode(16,OUTPUT);
}

void loop() {
  digitalWrite(16,HIGH);
  digitalWrite(16,LOW);
}

実行結果は以下の図の通り。877 kHz程度で動作しています。micro pythonで同様の動作をさせた場合は74 kHzでトグルされていたので比較すると10倍以上速い結果になりました。この速度が出る上にArduino言語であればカジュアル用途で使用している人も多く、情報も集めやすいのでかなり魅力的です。

Raspberry Pi Pico
ロボショップ 楽天市場店

コメント

タイトルとURLをコピーしました